社長と若手スタッフの立場逆転現象

20年ほど前のこと。 当時はCD・ビデオレンタル店成長期で新規出店の多い時期でした。 弊社もそのお手伝いをする機会が多かったのですが、

そもそも、新規でレンタルショップを始めるオーナーの多くは、 ビデオ(映画)については知っているのですが、 CD(音楽)についてはよく分からないのです。

そこで音楽に詳しいアルバイトの学生に CDレンタルの仕入れを任せているところがありました。

音楽に詳しい学生(若者)とは言っても、 CDの仕入れを任せるためには、それなりの知識がや経験が必要です。
仕入れと売上のバランスや、売上に貢献する作品とそうでないものの区別をしっかり分かっていないと、自分の好きなアーティストの作品、ジャンルなどに偏るかも知れません。
自分が聞きたい作品を中心に仕入れることが多くなるかも知れません。

お店の経営者は音楽が苦手なので、自分より詳しいであろうアルバイトの学生にCDの仕入れを任せてしまう。
そのため、売上が上がらず、仕入れ過剰になり、そればかりか毎月一定額の著作権料を支払わなくてはならないため、
CDレンタルは採算が取れないものだと判断し、遂にはCDレンタルを止めてしまうお店もありました。

そこで、弊社が始めたのがCDレンタルの仕入れを代行することでした。
偏りのない、売上に貢献するであろう作品を選択し、 更に人気作品の厚み(枚数)を調整し、
POSデーターをチェックして追加発注をする。 POSデーターを参考に次のイニシャル発注をするというものでした。

 

◆最近でも、これと似たような図式を見ることがあります。
IT系、パソコン、メール、インターネット、そしてホームページの作り方については、ITが苦手な中小企業の中高年社長・経営者にとっては難題です。

これに対して、若い人ほどIT系については馴染みがあります。

20年前のレンタルショップのオーナーがやっていたように、 現在、多くの中小企業経営者が若いスタッフにIT関係は任せているか、 意見を聞いています。

ITに関しては何故か社長と社員の立場が逆転したりします。

でも、これって本当に大丈夫ですか? 会社の経営にかかわるIT戦略を任せるのに十分な知識と経験を持っているでしょうか?

例えば、ホームページを作る場合、 会社の特色、強み、USP、戦略をひと通り洗い出して、 ホームページの目的やターゲットを検討して、 ポジショニングし企画を立てます。

これ以外にも、ホームページ制作に関わる知識、経験として
サーバー、ドメイン、キーワード、SEO、PPC広告、ブログやSNS、
FACEBOOK、Youtubeとの連携、デザイン、コピーライティング、
技術的な問題、アクセスアップ、成約率、オファー、マーケティング、
プロモーション戦略、メルマガ活用法、スマホ対策、などがあります。

これらについて、ネットや書籍などで得た知識だけでは不十分です。
実践してみないと分からない事もたくさんあります。

当社でも全てを網羅することは出来ませんので、 専門外の事は必要に応じて専門のプロの方を 紹介することにしています。

IT系の知識以上に重要なのは、お客様目線で考えられるかです。
経営者の方でしたら、その難しさや重要性についてご存じだと思います。
ホームページ制作も例外ではありません。 ITはツールに過ぎません。

 

 

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