ChatGPTショック! ChatGPTって役に立つの? 

昨年11月30日突如として現れたChatGPT、ここへきてChatGPTに関するYoutube動画や、ブログ記事なども急激に増えてきました。リリースされてから3ヶ月、上手い使い方が分かってきたってところなのでしょうね。

GPT=Generative Pre-trained Transformer

そこで、今回はChatGPTについてのさわりです。

◆ChatGPTとは?

ChatGPTとはアメリカのOpenAIが開発した文章生成言語モデルです。ChatGPT に質問を投げかけると答えそのものが流暢な言葉で返ってくるというものです。

簡単に言うと、AIを利用したチャットボットです。

チャットボットはショッピングサイトなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。チャットで質問すると答えてくれるシステムのことです。初期のチャットポッドは、想定される質問を幾つか用意して、それぞれ複数の答えを前もって用意しておくというものでした。それにAIを組み込む事で改善を重ねていきました。ChatGPT、要は桁違いに賢いAIが搭載されているというイメージです。

ちなみにiPhoneに付属しているsiriより断然賢いようです。

 

◆ChatGPT使ってみました。

昨年12月にアカウントを作って試してみました。最初は何を質問したら良いのかが分からず困りました。

人に質問するときと同じように、目的(何がしたいのか)を明確にして、できるだけ具体的に質問したほうが良いみたいです。

ChatGPTの画面です。矢印の窓に質問を入力して使います。答えが表示されたら、すぐその下に同様の窓が出てきますので、続けて質問することが出来ます。
 
 

◆具体的な質問と会話的

例えば、「下記の条件でオンラインコンテンツを作成してください。」
  1. ○○という商品を売りたい。(商品名)
  2. この商品を使うと○○になれます。(ゴール)
  3. ターゲットは○○で悩んでいる、困っている人です。(ターゲットとその状況)
 

または、同じ条件で、キャッチコピーを作って下さい。
同じ条件で、ランディングページの原稿を作って下さい。
などの追加もOKです。

小学生にも分かりやすいように書いて下さい。
高校生が書いたような文章で書いてください。
堅苦しくないように口語調で書いて下さい。
4000文字以内で記事にしてください。

などと、ニュアンスを指定したりすると更に良いそうです。

この前に、ターゲットに関する情報などを聞いてみる(対話してみる)のも良いかも知れませんね。
○○という商品を使うと○○が解決されます。この商品を欲しがる人はどんな人でしょうか?

知り合いの大学教授によりますと、とにかくChatGPTと会話しながら、進んで行くのだそうです。
疑問を解決しながら、前に進んでいくというイメージですね。
ちなみに、近々、学生にChatGPTを使ってレポートを書かせる課題を出すそうです。

 
 

◆最速100万人ユーザーを獲得

ChatGPTはリリースしてから僅か5日で百万人ものユーザーを獲得したそうです。facebookですら数年かかりました。桁が違いすぎますよね。つまり爆発的、革命的ですよね。
 
 

◆ChatGPTと本の出版、キンドル出版

すでにアメリカのamazonで売られている本の中にもChatGPTを使って書かれたものがいくつか存在するそうです。

今後、ChatGPTを利用した本が益々増えそうですね。特にキンドル出版は出版社のチェックも入らないので気を付けたいところです。
しかし、紙の本もキンドル本も、入手して読んでみないとどんな内容なのか分かりません。何度かトライして、ハズレばかり引かされると信用しなくなる人が増えるかも知れないので要注意です。

 
 

◆一次情報と二次情報

ChatGPTの回答は、過去の情報の中から最適解だと思われるものを瞬時に編集して表示させます。過去の情報、つまりは、誰かさんの一次情報を加工した二次情報なわけです。

つまり、ChatGPTが考えた知恵でも体験談でもありません。

特に日本語の場合は、英語圏と異なり情報量も圧倒的に少ないはずなので、それなりになります。ChatGPTに質問して得られた回答の中に間違いがないとも限りませんので、チェックが必要です。
 
 

◆ChatGPTの影響

マイクロソフトはbingという検索エンジンを持っていますが、検索のシェアはGoogleが90%以上を占めています。それを挽回するためでしょうか。マイクロソフトはChatGPTに多額の出資をしています。利益の75%はマイクロソフトに入るのだとか。
そして、ネット閲覧ソフトEDGEとbingを組合わせれば、ChatGPTの機能が使えるようになります。

Googleもうかうかしてはいられません。ChatGPTは検索エンジンの脅威になるかもしれないからです。あわてて開発中の対話型 AI 「Bard」を公開しました。 よもや「Googleに敵なし」と思っていたのでビックリですよね。

◆その他、AIが画像を作ってくれるMidjourney
作曲してくれるAIもあるようです。

というわけで、今回はChatGPTのさわりだけでした。

かしこ