環境変化へ対応する方法(サバイバル)

 

30歳で会社を始めて、現在30余年になります。
レコードレンタルショップ向けに(1987年、LPレコードの頃から)陳列棚・備品・販促物(POPセットの定期発行)の販売、店舗経営コンサルティングがメインでした。

 

この30年間、いろいろな環境の変化がありました。

レコードからCDへの切り替え、
洋楽CDの1年レンタル禁止、
ビデオ(VHS)の取り込み、
ビデオからDVDへの切り替え、
ブルーレイの登場、
インターネットの普及に伴い(音楽配信、着うた、着メロ、ストリーミング配信、ビデオ・オン・デマンド、、、)
DVDの100円レンタル合戦、大手(TSUTAYAとゲオ)による寡占化で独立店の閉店ラッシュ、、、

 

弊社の取り扱い商品も、レコード用品から、CD用品、ビデオ用品、DVD用品、、、と早め早めに切り替えました。
その際、提携しているショップで早めに新しい用品を使ってもらい実験した上で、スムーズに新商材へ移行する方法や、売上げアップに貢献するものを全国の取引店に紹介してきました。

 

売る前に、実験店舗で実際に使ってみて、実証済みの情報を紹介できたことは大きかったと思います。

全てを公開したわけではありませんがPOSデータで分析、検証していたので自信を持って紹介することが出来たのです。

 

お店にとっては、(レコードをCDに、ビデオをDVDに)入れ替えるために、かなりの資金が必要になります。

(JASRAC著作権料、隣接権料、芸団協、別途レンタル組合費)などの著作権料込みでCD1枚あたりの仕入れ値はおよそ3,000円。
1万枚仕入れると3千万円かかります。

レンタル用DVDの仕入額は、著作権料(頒布権)込みなので1万円ほど。
2万枚仕入れると、2億円かかります。負担が大きいですよね。

 

店舗に備品を販売している弊社から見ると、新しいメディアに入れ替わると言うことは、新しいメディア用の陳列棚や備品が必要になるので、ビジネスチャンスでしたが、

お店にとっては生き残りをかけた正念場ですよね。
ここで上手く切り抜けてもらわなければ、閉店へ追い込まれていくのですから、弊社としても上手な切り替え方のノウハウや提案を(実際にモデル店で実験、検証した上で)していたのです。

 

2017年12月現在、最盛期には1万6千店もあったレンタルショップは、3千店ほどになり、弊社の取引店もずいぶん減りました。

 

こうなることを見越して、2006年頃よりパソコン関係、ネット関係への転身を図る準備をしてきました。

 

「ホームページ制作」に関しては、2013年から、今後はCMS、中でもWordPressが中心に絞り込みました。
WordPressは機能も充実していますし、随時アップデートされていますから安心して使えます。
今後、更に使いやすくなるでしょうから、Wordやエクセル、パワーポイントなどと並んでビジネスをする上で、必須のアプリになりそうです。

 

ちなみに、弊社ホームページの会社概要のページには、下記、ダーウィンの言葉を載せています。

「最も強い者が生き残るのではなく、変化する者が生き残るのだ」
(チャールズ・ダーウィン)

 

30年を経てつくづく思うこと。

ビジネスは環境変化の連続なんですね。

そして、その変化に対応していかなければ生き残れないということ。

答えは1つではないということ。

生成していくものだということ。