海外のものは日本流にアレンジしよう

 

外資系大型CDショップのなかで生き残っているのは、日本的な(?)あそこだけ。

2003年11月(12年前)、新宿のヴァージン・メガストアでは閉店セールをやっていました、、、5枚で50%OFF、4枚で40%OFF、、、saleのステッカーの貼ってある輸入盤の旧譜ばかりが対象、、、2004年1/12まで。

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思えば、外資系CDショップ進出の先陣を切って1990年にオープンしたのが、ヴァージン・メガストア新宿店でした。

ヴァージン・メガストア新宿店は、
これまでの
日本の常識を翻した
ものとして、日本国中のレコード店関係者が偵察に来たことでも有名な店舗でした。

日本では、レコード店は30~40坪の大きさの店が最も効率が良い。それ以上大きいと経営が成り立たないとされていたが、100坪以上の外資系大型CDショップ全盛時代となりました。

またアイドル全盛時代のレコード店では、アイドルに順位をつけると、ファンが怒ると思われており、「ランキング」はタブーとされていました。(オリコンとか、テレビのベストテン番組とかはあったのですが、)

外資系ショップでは、ランキングは当たり前。ジャンル毎にランキングコーナーが派手に展開され、売上アップに大いに貢献しました。

洋楽アーティスト(外タレ)によるインストア・ライヴにもビックリさせられたものです。

国内勢ではWAVE、その次に入ってきたのがHMV、、、何故かにわかに活気づき、大型店出店ラッシュに乗り出したのがタワーレコードでしたよね。

2000年代に入ると、外資系は次第に縮小傾向になった。タワレコが現在でも頑張っていますが、実はアメリカの本家はとっくに無くなっています。
唯一日本国内で生き残っていますが、これは、米国式というよりも、日本式の経営方法によるところが大きいのだと思います。途中で社長も日本人になりました。
アメリカ式をそのままやるのではなく、日本向けに改善を重ねてきた結果ではないかと思います。

アメリカ発ビデオレンタルチェーンのブロックバスターも、一時期日本で店舗展開をしていましたが、日本向けのアレンジが追いつかないまま撤退してしまいました。敗因はアダルトビデオが無かった事だと言われています。