ネット活用レベルの差、大手と中小の比較。中小こそネットをもっと活用しよう!

 

 

ネット活用レベル、大手と中小の比較。

(中小こそWebを徹底活用しよう!)

日本は戦後の復興期を経て、高度経済成長時代に突入。
1991年にバブルが崩壊したが、人々の考え方は、高度経済時代のまま世紀末を迎えた。

ちなみに、CDの生産ピークは1998年。ミリオンシングルやミリオンアルバムが続出した。

 

マーケティングの上陸

1999年12月、「あなたの会社が90日で儲かる!」(神田昌典著)発売。DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)が知られるきっかけとなった、このあたりからアメリカのマーケティングが日本でも紹介されるようになった。

ちなみに、アメリカでは1950年代から(現代的な)マーケティングが始まったとされている。1999年以前の日本国内では、(マーティング=市場調査)と捉えられていた。

 

インターネットの登場

1994年、日本初のダイヤルアップIP接続サービスが開始された。
翌年、Windows95発売でDOS/Vパソコンがブレイク。ネット普及にも拍車がかかった。以後、NEC PC-9801シリーズが徐々に衰退。

ダイヤルアップから、ISDN、ADSL常時接続(ソフトバンクが無料でADSLモデムを配り、普及が加速)、そして光回線、ギガビット回線へ進化。

1985年 国内初、携帯電話のレンタル開始。(10万円の補償金が必要だった。)
1992年 NTT「ドコモ」誕生。
2000年 「au」
2001年 「FOMA」
2004年 「i-mode」「おサイフケータイ」
2006年 「ソフトバンク・モバイル」
2007年 「iphone」発売(日本では、2008年からソフトバンクが取り扱い開始)
2009年 「Androidスマホ」
2011年 「LINE」

【主な検索サイト】
1994年 千里眼 infoseek Excite Lycos
1995年 Yahoo! ODIN Alta Vista Hole in One
1996年 Yahoo! Japan
1997年 goo infoseek japan Excite japan
 ほぼみんな無くなった、、、よね。
1998年 Google

1994年 「amazon」
1997年 「楽天市場」
1998年 「Google設立」
2005年 「Youtube設立」
2008年 「Twitter」日本上陸(国内月間アクティブユーザー数4,000万人)
2010年 「facebook」日本上陸(2,700万人)
2010年 「Instagram」(1,600万人)
2011年 「LINE」(6,800万人)

  • Pinterest
  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter
  • Email

1995年企業のWebサイトを情報提供に利用する率は、24%、翌年には39.6%
e-メール利用率は40%になった。(総務省調べ)

 

2000年以降

2000年代に入ると、大手はマーケティングを学び、営業プロセスの分析、見直しによる効率化を図り、Webサイトで情報発信、ネット広告(バナー広告)等を活用し始めた。

中小も、
ネット系に興味を示し、メルマガ、その他にチャレンジしたが、インターネットは無料、タダというイメージが強いため、中小はとにかくお金を使わない方向で運用してきたため、途中で挫折したところも多い。

(マスメディア広告等と比べると、超格安ではあるが、場合によってはそれなりに費用が発生することがある。)
Webサイトについても、基本を理解しないまま、大手を参考にして(大手の真似)作ってもらったため、デザインや、先進性、インパクトなどを優先。その結果失敗、定期的な更新もなく放置されている例が多い。

中小は、ランチェスター弱者の戦略やダイレクト・レスポンス・マーケティングに倣い、2ステップ方式で、先ずは、Webサイトでリスト獲得を優先する。そしてメルマガ配信やサイトで情報提供しながら顧客との関係性を築き、購買へ導くのが基本スタイルとなる。

(中小の97%はWebを活用しきれていない。)
(起業のWebサイト開設率は85.6% 2005年 総務省調べ)

 

Webサイトを活用できていない原因

 1. 基本戦略やコンセプトが定まっていない。
 2. マーケティングやWeb運用方法についての基本をおさえていない。
 3. Web制作会社に任せれば売れるサイトになると思っている。
 4. Web制作会社を選ぶ基準は「とにかく安いところ」。
 5. Webサイトのデザインが社長や上司の自己満足になっている。
 6. ネット集客の仕組みについて学ぼうとしない。
 7. 経営者仲間や業者の言葉を鵜呑みにしてしまう。
 8. 一番若い社員をWeb担当者にしたり、その者の意見を判断基準にしている。
 9. サイトの定期的な更新がされていない。作りっぱなしで放置されている。
 10. 過去に作ったWebサイトが何の役にも立たなかったので諦めている。
 11. 過去、何度かWeb関係で失敗したので、アキラメている。
 12. スマホ対応になっていない。

Webサイトが売上に貢献できていないので、そこに人件費などお金はかけない。その結果、Webサイトは放置される。という悪循環に陥る。
これまでもWebサイトなどなくても(あっても、役に立っていない)やってこられたのだから、これからもやっていけるはずだと考えている経営者も多い。

 

Web制作会社側の都合

Web制作会社にとって、Webサイトの制作や、SEO対策、ネット広告代行などの仕事は、大手向けの場合は、かなり高額の取引となるのが、中小向けは少額となるため、次第に中小を相手にしなくなった。

2017年3月期、上場企業最高益へ
アベノミクスならずとも、大手は活況を呈し、中小は景気回復の実感の無いままとなっている。

 

リソースの少ない中小こそWebを徹底活用!

本来、人材、資本、などリソースの少ない中小企業こそ、マーケティングを学び小予算で始められるWebを徹底的に活用すべきである。
大手は動きがのろい。それでも中小よりう~んと先に行っている。いかに中小がサボっていたかと言うことなのだろう。

その原因は、中小の考え方が高度経済成長時代(右肩上がりに発展していく。)から変わっていないことにある。
「良い商品、品質の高い商品さえ作れば売れる!」モノ作り国ニッポンの考え方のまま。
かろうじて顧客中心主義的な考え方のところが少し増えたといったところか。

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、、、などマスメディア媒体を利用した広告宣伝には莫大な資金が必要だった。しかも、その効果のほどは明確な数字で示されることもない、極めてアナログ的なものである。

だが、ネットを利用した広告宣伝は、Webサイト、PPC広告、ディスプレイ広告、バナー広告、アフィリエイト広告、facebook広告、メルマガ広告、LINE広告、、、どれも、データを蓄積しているし、アクセス数、成約率(コンバージョン率)も分かる。それらを分析して科学的に改善していくことも出来る、しかもマス広告と比べると断然安い。広告をクリックされた時だけ課金される仕組みほど効率的なものはない。

Webサイトは、新聞折り込みチラシなどを比べると、文字数や写真点数の制限もない。後からでも書き換え、修正、追加が自在。追加更新を繰り返している限り、アクセスしてもらえる。

フィリップ・コトラーによるとマーケティング1.0は「製品中心」。
マーケティング2.0は「顧客満足」、お客様中心。
3.0は「価値共創」、社会の発展のためにとなる。
ちなみに、マーケティング4.0は、「自己実現」をめざすマーケティング。

何年も前から、少子高齢化社会、人口減少になることは分かっていた。
業界によっては、少子高齢化社会に向けて、具体的策をいくつも提示し呼びかけていたが、10年以上経った今でも、シニア割引があるぐらいでほとんど何も変わっていない。そして、遂に2020年(東京オリンピック後)以降は、その影響が顕著になると指摘する人も増えてきた。

人は思った以上に変化に対応できない。
現在進行形の変化に気づかない。

「最も強い者が生き残るのではなく、変化する者が生き残るのだ」(チャールズ・ダーウィン)

 

 

中小企業の経営者様

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(株)パワーミュージック 代表 堀達朗  03-3364-1891